Rechner社 静電容量センサを大紹介!④~防爆センサ
2024/06/05
- Rechner
ナ ムラ
前回は3回にわたってRechner社の液漏れセンサとレベルセンサを紹介し好評をいただきました。
▶前回記事:Rechner社 静電容量センサを大紹介!①~液漏れセンサ
Rechner社 静電容量センサを大紹介!②~レベルセンサ
Rechner社 静電容量センサを大紹介!③~EasyMount & EasyTeach
Rechner社センサ紹介第4弾として今回は『防爆センサ』についてご紹介します。
防爆とは
防爆とは、爆発のリスクを低減または防止するための設計および技術を指します。
特に、可燃性ガス、蒸気、粉塵が存在する環境での安全性を確保するために使用されます。
以下に、防爆に関する主なポイントを説明します。
・防爆構造: 電気機器や機械設備を設計する際に、内部で発生する可能性のある火花や高温部分が外部の可燃性物質に触れないようにする構造です。例えば、密閉されたケースや特殊なシーリング材が使用されます。
・防爆電気機器: 爆発性雰囲気に対応するための特別な設計がされた電気機器で、内部で発生する可能性のある火花やアークが外部に漏れないようにしています。これには、防爆型照明、スイッチ、モーターなどが含まれます。
・防爆エリアの区分: 危険度に応じてエリアを分類し、それに基づいて適切な防爆対策を講じます。例えば、石油精製施設や化学工場では、ガスや蒸気の濃度に基づいてゾーン0、ゾーン1、ゾーン2などに区分けされます。
・規格と認証: 防爆製品や設備は、国際的な規格や認証機関による基準に従って製造される必要があります。代表的な規格には、IEC(国際電気標準会議)やATEX(欧州連合の指令)があり、各国で適用される認証も存在します。
・防爆措置の例:
防爆センサ、ケーブルやコネクタの導入、防爆カバーやケースの使用
防爆対策は、特に石油化学工業、製薬工業、鉱業などの危険物を扱う産業において重要です。適切な防爆対策を講じることで、作業者の安全確保や施設の保護が可能になります。