FAQ

  • ケーブルについて

    • 【ケーブルについて】 EN/IEC規格ケーブルは、どのような導体識別色が使われているのでしょうか? 日本製ケーブルのような白・黒・赤・緑などの色がありますか?

      APP社のコントロールケーブルには、複数の色で導体を識別するカラーコードタイプと、黒色コアに白で印字された数字によるナンバーコードタイプの2種類があります。
      どちらのタイプも保護導体は緑+黄で、緑色は使用されません。
      5心までのカラーコードはドイツVDE規格およびCENELECのHD規格で規定されていますが、規格変更により2006年4月からは新たなカラーコードへの移行が義務づけられています。
      LAPP社では、新規格に対応する製品の販売を開始しています。型番等の詳細はお問い合わせください。

      5心までのカラーコード(可動設置用):

      新規格(VDE0293-308,HD308S2) 旧規格(VDE0293)
      2心 茶/青 茶/青
      3心* 茶/黒/灰 青/茶/黒
      3心 緑黄/茶/青 緑黄/茶/青
      4心* 茶/青/黒/灰 黒/茶/青/黒
      4心 緑黄/茶/黒/灰 緑黄/黒/青/茶
      5心* 青/茶/黒/灰/黒 青/茶/青/黒/黒
      5心 緑黄/青/茶/黒/灰 緑黄/黒/青/茶/黒

      *=保護導体なし
      6心以上はLAPP社独自のカラーコードによります。

    • 【定格電圧について】 製品によって、300/500Vという定格電圧の表示がありますが、どんな意味なのでしょうか?

      300/500は、ケーブルの定格電圧を表示する方法で、1番目の値が導体-接地間の電圧を、2番目の値が導体-導体間の値を示します。
      この表示方法は、ヨーロッパ規格およびIEC規格で一般的なもので、IEC規格はJIS規格にも取り入れられています。
      一例として、1000Vまでの低電圧領域では、つぎのような定格電圧のケーブルが存在します。

      100/100V
      300/300V
      300/500V
      450/750V
      600/1000V

    • 【ケーブル・規格について】 STOケーブルを機械配線に使用してもかまいませんか?

      STO(フレキシブルコード)はNEC400条に、ペンダント用、ポータブル用と記載されています。
      400.7項にはフレキシブルコードは、ペンダントや照明器具、エレベータ、可動部品、頻繁に交換する機器など、この項にリストアップされているアプリケーションのみに使用できると書かれています。
      したがってSTOはNEC400.7項に記載されている場合を除いて、機械配線には使用できません。
      (ただし、ケーブルが二重認証:MTW/STOの場合を除きます。)

    • 【ケーブル・規格について】 PSEマークは取得していますか?

      電気用品安全法では、電気用品、特定電気用品にはPSEマークを付けなければならないことになっています。当社の取り扱い製品には、その定格上、電気用品安全法の電気用品、特定電気用品と同等なものがありますが(例えば電線など)、事業用電気工作物(*1)に使用される場合は、電気用品、特定電気用品のいずれにも該当しません。(電気用品安全法 第二条)
      当社では、これらの製品は、事業用電気工作物用として販売しております。したがって、製品にPSEマークは不要のため、原則PSEマークは付いておりません。
      しかし、これらの製品を一般用電気工作物(*2 一般家庭、商店、小工場などで使用する電気機器)に使用することは禁じられておりますのでご注意ください。
      (この内容は、2010 年4 月6 日に経済産業省製品安全課に確認を取ったものです。)

      *1) 事業用電気工作物
      一般用電気工作物以外の電気工作物。(電気事業法第38 条第3項)
      *2) 一般用電気工作物(電気事業法第38 条第1項)
      要約しますと、いわゆる商用電源(100V/200V)から直接電力を取って使用する電気機器で、家電製品などがこれにあたります。これらの部品として使用する電気用品には、PSEマークが必要です。
      (商用電源を使用する外部変圧器や外部電源にコネクタで接続して使用する電気機器には、電気用品の対象外となるものもあります。)

      詳しくは経済産業省製品安全課にお問い合わせください。

  • 北米産業機械用電気規格、NFPAについて

    • エンドユーザーから、安いからという理由でUL リスティドケーブルの代わりにAWM ケーブルを使用するように要求されています。このような場合、AWM ケーブルを使用しても大丈夫ですか?

      エンドユーザーからAWMの使用要求があっても、AWMを使用してはいけないことに変わりはありません。エンドユーザーと機械メーカーとの間に公式な取決めがない場合、機械メーカーが全ての責任を負うことになります。

    • MTWはどこで使用できますか?

      MTW(Machine Tool Wire)の主要なアプリケーションは機械の内部配線です。MTWは、システムの一部であり、かつ適切な保護がなされている場合には機械の外部にも使用できます。
      MTWは、トレイやインフラにおいて、独立した接続ケーブルとしては使用できません。(ただし、ケーブルが二重認証:MTW/TC(TC-ER)の場合を除きます。)

    • NFPAとULはどんな関係ですか?

      ULはUL認証製品の仕様と試験方法を規定します。NFPAはそれらをどこに、どのように使うかを規定します。

    • 過去に機械を設置しましたが、それらは最新の規格に適合していません。この場合はどうなりますか?

      機械の設置時点における関連規格に適合していることが重要です。変更された規格が適用になるのは、規格の変更後に設置される機械だけです。

    • もしNFPA70(NEC)やNFPA79に従わないとどうなりますか?

      • 審査官が発見した場合、その部分の修正を命じられます。通常は機械メーカーが責任を負い、修正に要した費用や遅れにより発生した損失を弁済することになります。
      • 審査官が発見できなかった場合、万一火災や事故が発生し、その機械が規格に従っていないことを保険会社等が発見した場合には、その損害の全てを機械メーカーが払わなければならないリスクがあります。
    • NFPA70(NEC)とNFPA79の関係は?

      NECの670条に、産業用機械類の定義、銘板データ、給電導体のサイズ、過電流保護装置に関して規定されており、詳細情報はNFPA79-2007を参照となっています。
      NFPA79の1.4項に、機械への電源導体のサイズおよび過電流保護はNFPA70(NEC)の670条で取り扱わなければならない、産業製造システムのコンポーネント間の配線はNFPA70(NEC)によって取り扱わなければならないとなっています。
      NFPA79の1.5項では、NFPA79に特定の規定がない箇所については、NFPA70(NEC)の規定を順守しなければならないとなっています。

    • どんなときにNFPA70(NEC)やNFPA79に従わなければならないのですか?

      NFPA79は産業機械の電気規格です。この規格でカバーされている全ての機械はNFPA79に従わなければなりません。
      ケーブルが機械から出て、建造物設備やインフラの一部となった場合、NFPA70(NEC)に厳しく従わなければなりません。

    • NFPA79-2007をまだ採用していない州に機械を輸出する場合、AWM電線を使用できますか?

      理論的には可能です。しかし、最終判断は審査官によってなされますが、その審査官が最新の規格の要件を要求しないということは保証できません。
      実際に、NFPA79-2007を採用していない州にAWM電線を使用した機械を輸出し、審査官によりリスティドケーブルへの変更を命じられ、多額の費用(修正、納期遅れのペナルティ)を支払うことになった例が、日本でもあります。

  • コネクタについて

    • 【ケーブルグランド・コネクタについて】 PGネジタイプのコネクタやケーブルグランドは、Mネジに変更しなければならないのでしょうか?

      PGネジは、長年にわたりヨーロッパを中心に使用されてきましたが、2001年からMネジへと移行することになりました。

      Mネジへの変更は、ヨーロッパ域内で販売される各種のコンポーネント、ハウジングシステムやセンサ、スイッチなどケーブルエントリー部を有するすべての製品に適用されます。

      ただし、Mネジが要求されるのは、製品の使用者が適合するネジ部品を組み合わせる必要がある場合に限られます。

      それ自体で完結した製品の一部にPGネジが使用されることはさしつかえなく、PGネジを持つコネクタによって配線された機器を出荷することも可能です。

      今後もPGネジ製品の生産はメーカーによって継続されます。なお、ヨーロッパ域外ではPGネジに関する制限はありません。

    • 【コネクタについて】 LAPP社EPICシリーズの圧着ピンの引き抜き工具(11.1610)の使い方を教えて下さい。

      ご使用のシリーズや、プレスコンタクトかマシンコンタクトかで使用方法が変わります。
      まずはシリーズとピン形状をご確認下さい。

      <リムーバルツール11.1610の使い方>
      11.1610を使って、コンタクトピンをはずす場合は、下記のようにお願い致します。

      H-D プレスコンタクトプラグピン→ 勘合側より、Aを使用
      H-D プレスコンタクトソケットピン→ 勘合側より、Bを使用
      H-D マシンコンタクトプラグピン→ 勘合側より、Aを使用
      H-D マシンコンタクトソケットピン→ 勘合側より、Aを使用
      H-DD(マシンコンタクト) プラグピン→ 勘合側より、Aを使用
      H-DD(マシンコンタクト) ソケットピン→ 勘合側より、Aを使用

  • ケーブルアクセサリについて

    • 【ケーブルコンジットについて】 アダプタロックシステムのワンタッチフィッティングとコンジットの取付方法を教えてください。

      下記のPDFダウンロードよりマニュアルをご覧ください

      樹脂製コンジット_アセンブリ方_株式会社ケーメックス.pdf(180.2KB)

    • 【ケーブルグランド・コネクタについて】 PGネジタイプのコネクタやケーブルグランドは、Mネジに変更しなければならないのでしょうか?

      PGネジは、長年にわたりヨーロッパを中心に使用されてきましたが、2001年からMネジへと移行することになりました。

      Mネジへの変更は、ヨーロッパ域内で販売される各種のコンポーネント、ハウジングシステムやセンサ、スイッチなどケーブルエントリー部を有するすべての製品に適用されます。

      ただし、Mネジが要求されるのは、製品の使用者が適合するネジ部品を組み合わせる必要がある場合に限られます。

      それ自体で完結した製品の一部にPGネジが使用されることはさしつかえなく、PGネジを持つコネクタによって配線された機器を出荷することも可能です。

      今後もPGネジ製品の生産はメーカーによって継続されます。なお、ヨーロッパ域外ではPGネジに関する制限はありません。

  • サポートについて

    • 【MOXA社サポートについて】 MOXA社のMTSC(Moxa Technical Support Certification)とはなんですか?

      MOXA社のMTSC(Moxa Technical Support Certification)は、世界中のお客様へMoxa製品の最新情報、迅速なサポートのご提供を保証するために確立された、正規代理店エンジニアの認定制度です。

      認定を得るためには、MOXA社の上級テクニカルサポートからの3日間のトレーニングと、各科目別の厳しいテストの合格が必須になっています。

      弊社では5つのカテゴリにおいて認定を得たエンジニア、営業担当者が複数在籍しており、お客様のご要望に合わせた製品選定、技術サポートが可能です。お気軽にご相談ください。

  • EtherCATについて

    • 【EtherCATについて】 EtherCATの認証試験(Conformance Test)はどのようになってますか

      EtherCAT Conformance Test CenterはドイツのNurembergと日本の京都(ETC-Japan)にございます。
      こちらのテストを通過しますと、第3者機関での認証を受けたということで"Conformance tested"のロゴを付けることが出来ます。

      ETC-Japan
      http://www.ethercat.org/jp.htm

      これとは別に、Conformance Test Toolがあります。
      これは製品をTest Centerに送らずとも、Toolによってスレーブの
      互換試験ができます。詳細は以下をご覧ください。

      http://www.ethercat.org/jp/conformance.html