世界の商用電源と着脱用コネクタのすゝめ

2026/06/26

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ケーメックスAT テックプラス編集部

こんにちは。創業70周年を迎えた弊社にはMurrelektronik社などFA系制御機器に強いイメージがあるのではないでしょうか。
制御回路といえば24VDCを中心に12V, 48Vなど50Vまたは60V以下の信号回路です。
実は弊社では制御用だけではなく動力や電源供給用の製品にも強みがあります。
そこで今回は200VACの電源回路に注目して記事を書いていきたいと思います。


【目次】
世界の商用電源
工場の電源設備
三相200VACの着脱
着脱コネクタのポイント
小型でユーザビリティの良いRD24コネクタ


世界の商用電源

商用電源の歴史は複雑です。
1880年代にアメリカの有名な発明家エジソン率いるチームが世界で初めて商用電源の運用を始めたと言われています。
それから瞬く間に世界中で電源網が整備されましたが、その間に戦争や革命で国と地域の統廃合が繰り返されました。
そのため世界にはあらゆる規格の商用電源が取り留めなく存在しています。
ご存じのとおり日本でも東日本は50Hz、西日本は60Hzとなっていますよね。
日本を横断する鉄道などは苦労したと聞いたことがあります。

工場の電源設備

さて、日本の家庭で使用する単相100VACと大型エアコンやIHクッキングヒータ等に使用する単相200VACは馴染みがあると思います。
では工場の商用電源はどうなっているのでしょうか。
日本の工場では三相200VACが標準となっており、大型機械用に三相400VACの電源装置が配備されている工場もあります。
三相200VACは世界では珍しい方で、欧州の三相400VACや米国の三相480VACが世界の主流と言えそうです。

三相200VACの着脱

ここからは、その電源回路を着脱する際に抑えておきたいポイントを解説していきたいと思います。
機械の主電源を日々着脱することは無いと思いますが、周辺機器ではどうでしょうか。
例えば、お菓子を作る機械で焼き印を押す工程があったとします。
焼き印は模様を変える度にコテを着脱して交換しますし、食品に直に触れるので洗浄する必要もあります。
コテはヒーターで熱くするので三相200VACを日々着脱しなくてはならないということになります。

着脱コネクタのポイント

では早速、コネクタを選定する際のポイントを3つ挙げていきたいと思います。
1つ目は電源電圧です。記事前半では商用電源についてお話しましたが、供給する電源電圧が400Vなのか200Vなのかを確認しましょう。
2つ目は使用環境です。先のお菓子を作る例でいえば、粉末や水、洗剤などから保護できるものが良いでしょう。
3つ目は操作性です。日々着脱をすることを想定した場合、抜き差しし易い、ロック機構がシンプルなどユーザビリティの良いものがおすすめです。

小型でユーザビリティの良いRD24コネクタ

最後に弊社からご紹介する製品がドイツのビンダー社RD24コネクタです。
米国ULで最大600V、欧州400V、もちろん日本の200VACにも対応しており世界各国に出荷する機械で使用できるコネクタです。
IP等級67で粉末や水も気になりません。
3+PE(Protection Earth)の極数になっていますが、安全のため着脱する際にアースが最後に切断される設計になっています。
小型でネジロックの回転数が少ないので手締めでしっかりと篏合することができます。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

ちなみに、発明家エジソンが最初に立ち上げたのは直流電源網でした。
直流回路では広範囲に大容量を供給することが難しく、すぐに交流回路網が標準となりました。
しかし近年、再生可能エネルギーという形で直流回路網DCグリッドという名前で再び脚光を浴びています。

DCグリッドについては太陽光発電や蓄電池システム(ESS)にも関わるトピックなので、また別の機会にお話ししていきたいと思います。
ぜひお楽しみに。

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