なぜ、Murrplastik社のケーブルエントリーシステムが、大手製造メーカーに好まれるのか?

2020/10/07

  • Murrplastik

増田 将吾



コネクタ付ケーブル(ハーネス)をスマートに集配線できる「KDL/Cシリーズ」の魅力

6月のコラムで、Murrplastik社の「ケーブルエントリーシステム」https://www.kmecs.com/techplus/mp/20200612_000128.htmlについて紹介しましたが、今回はその続きになります。

ケーブルエントリーシステムは、多数のコネクタ付ケーブル(ハーネス)を1ヵ所に集約し、スマートに配線できるアクセサリーです。この製品には、さまざまなシリーズが用意されていますが、今回は「KDL/Cシリーズ」の概要と、具体的な採用事例について、ご説明しましょう。

KDL/Cシリーズは、IP54の保護等級に加え、素早く簡単にアセンブリが行え、制御盤や端子箱などの筐体へ、最大48本ものケーブルを無駄なく配線できる点が大きな特徴です。また堅牢な構造で、ULレコグニション規格認証も取れているため、海外輸出品に適しています。材質はPP(ポリプロピレン)、TPE(熱可塑性エラストマー)で、使用温度は―30~100℃、難燃グレードは最上位のUL94-V0です。

ここからは、KDL/Cシリーズのラインアップについて紹介しましょう。まずベースサイズですが、DIN規格の角形コネクタと同じ取付穴寸法で、24/16/10/6(インチ)の4タイプがあります【★写真1】。


【★写真1】クリックで別窓表示


ベースには最大12個の穴(大/中/小)が空いており、そこにグロメットをはめ込んで使います。グロメット自体にも、ケーブルを通すための穴が複数ぶん空いています【★写真2】。たとえば、べースに12個の穴がある製品を選び、そこに4つ穴のグロメットをはめ込むと、計12×4個=48本ぶんのケーブルを通して使えるようになるわけです。



【★写真2】クリックで別窓表示



このように穴の大きさと、グロメットの組み合わせを自由に選んで使える柔軟性が、Murrplastik社のケーブルエントリーシステムの大きな特徴になっています。


大手製造メーカーに評価されたKDL/Cシリーズの使い勝手の良さ

しかし、KDL/Cシリーズのアドバンテージは、これだけにとどまりません。最大の長所は、何と言っても配線工数が少なく、簡単にセッティングできること。そしてハーネスケーブルでも、いちいちコネクタ部を取って穴に通す必要はありません。

まずは組み立て手順を下図に示します【★写真3】。ちょっと分かりずらい場合は、こちらの【★動画1】も併せてご覧ください。映像のように簡単にセッティングできることをご理解いただけるでしょう。



【★写真3】クリックで別窓表示


【★動画1】

以下、こういった使い勝手の良さを評価いただいた事例について紹介します。

今回、KDL/Cシリーズを採用いただいたのは、日本を代表する大手メーカー様で、その生産ラインの機械制御盤で使われている事例です。現場での作業性に悩んでいたご担当が、機械関係の展示会【★写真4】で弊社ブースを訪れた際にMurrplastik社の製品に興味をいただき、最終的に本採用に至りました。


【★写真4】過去の展示会の様子。
最近はコロナの影響でリアルな展示会ができなくなってしまいましたが、
弊社ではWebinarも開いているので、ぜひご参加を!


そもそも同社では、以前からケーブルエントリーシステムと同様の機能を持つ他社製品を利用していました。しかし、非常に使いづらく、現場のアセンブリ係に不評であったとのことでした。

その製品はベース本体の両端をボルトで締めて固定するため、設置スペースによっては、ボルト締め時にレンチが筐体に干渉してしまうことがあります。そのためボルトを少しずつしか回せませんでした。また取り外しの際も、ボルトを緩めたときに他のセットも一緒にバラけてしまって、現場での作業が非常にやりづらかったわけです。

さらに現在のようなコロナ禍においては、現場でシステムの取り付けや取り外しがスムーズに行えることが重要です。可能な限りメンテンス性に優れたシステムが現場で求められていました。そういう点で、まさに迅速に作業ができ、使い勝手のよいKDL/Cシリーズがピッタリだったのです。

もう1つは、大手メーカー様の多関節ロボットのコントローラ部に採用いただいた事例があります。こちらも上記の大手メーカーさんと同じような理由で、他社製品からの乗り換えとなりました。

そのメーカー様では、「KDL/C 24/12」(小さい穴12個)と「KDL/C 16/8」(小さい穴8個)を採用いただいております。もちろん防水も考慮されており、IP54に準拠しているので安心して利用できます。

Murrplastik社のケーブルエントリーシステムは、大手メーカーさんに高い評価を頂いており、さまざまな実績があります。ぜひケーブル回りの引き回しにお困りに場合は、弊社にご相談いただければ幸いです。

それでは次回もお楽しみに!


お問い合わせ

増田 将吾プロダクトマネージャー

主にMurrplastikやBinderを担当しています。
ヨーロッパの優れた製品を幅広く皆様にご紹介していきたいです。
週末にはボルダリングジムに通って汗を流しています。
仕事もプライベートも、高い壁を越えた時の達成感は格別です。

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