最大200 m/100 Mbit/s対応の光学データ伝送センサLeuze|DDLS 500
概要
DDLS 500 光学データ伝送センサは、最大 200 m の距離まで、100 Mbit/s のリアルタイムデータを透明かつ非接触・非摩耗で伝送できます。デバイス間では、目に見えない赤外線レーザによる双方向通信が行われます。 また、操作性を高めるための追加機能も備えています。レーザ調整補助や内蔵水準器により、長距離でもスムーズに位置調整が可能です。さらに、DDLS 500 には世界初の統合ウェブサーバーが搭載されており、リモート診断にも対応します。加えて、PROFINET デバイスとしても認識されます。

要件:
スタッカークレーンや負荷レセプタクルへデータをワイヤレスで転送するために、光通信を使用する必要があります。伝送速度は最大100 Mbit/s が求められます。
ソリューション:
DDLS 500 光学データ伝送センサは、主要な産業用フィールドバスインターフェースに対応しているため、システムへの組み込みが容易です。最大100 Mbit/s の高速通信と最大500 m の動作範囲により、イントラロジスティクスの幅広いアプリケーションで高い柔軟性を発揮します。
活用② コンベアシステム

要件:
既存の産業用通信ネットワークに、ケーブル接続を中断することなく搬送車をリアルタイムで組み込むことが重要な課題となっています。
ソリューション:
DDLS 500 シリーズの光データ伝送システムは、最大 200 m の動作範囲と 100 Mbit/s の伝送速度に対応しており、これらの要件を確実に満たします。
特長
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高速・透明なデータ伝送
100 Mbit/s のリアルタイム通信で、一般的なイーサネットプロトコルを低遅延で伝送可能。 -
リモート診断に対応
一体型ウェブサーバーにより、世界中どこからでも診断データへアクセス。PROFINET へのデータ転送も可能。 -
柔軟な機能拡張
モジュール構造により、動作範囲・調整補助・加熱・ウェブサーバーなどの機能を必要に応じて追加可能。 -
簡単な取り付けと位置合わせ
レーザー調整補助、水準器、調整ネジ付きのマウンティングプレートにより、設置作業が容易。 -
受信レベルの常時監視
汚れなどによるトラブルが近づいた際に、早期に警告を出すことで安定稼働をサポート。
技術情報
DDLS シリーズには、RS インターフェイスや各種フィールドバス向けに最大 300 m/2 Mbit/s の光データ伝送が可能な DDLS 200 もラインアップされています。赤外線方式により外来光の影響を受けにくく、PROFIBUS、Interbus、CAN/DeviceNet、RS422、RS485 といった一般的な産業用フィールドバスに対応しています。
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DDLS 500 |
DDLS 200 | |
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最大伝送速度/帯域幅 |
100 Mbit/s |
2 Mbit/s |
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動作範囲 |
40 /120 / 200 m |
30 / 40 / 80 / 120 / 200 / 300 / 500 m |
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供給電圧 |
18 …30 V DC |
18 …30 V DC |
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加熱なしでの電力消費量 |
200 mA(24 Vの場合) |
DC24Vで約200mA |
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加熱時の電力消費量 |
800 mA(24 Vの場合) |
DC 24 Vで約800 mA |
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ビーム拡散(トランスミッタ) |
光軸に対して±0.5度 |
光軸に対して±0.5°(120m…500mデバイスの場合) 光軸に対して±1.0°(80mデバイスの場合) 光軸に対して±1.5°(30mデバイスの場合) |
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光源:トランスミッタ/調整レーザ |
赤外線 |
赤外線 |
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保護等級 |
IP65 |
IP65 |
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寸法(高さ×幅×奥行) |
156 × 100 × 99.6 mm 156 × 100 × 122 mm |
190 × 89.25 × 120 mm |
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動作温度: |
-5 ...50 °C |
-5 ... +50 °C |
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サポート・プロトコル |
Ethernet, PROFINET RT/IRT/Profisafe, EtherCAT, FSoEに関する一般的な情報, CIPsafety |
PROFIBUS, INTERBUS, DeviceNet, CANopen, DH+, RIO, RS 485, RS 422 |
関連製品
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