カメラベースの高精度区画位置決めセンサ。Leuze｜IPS200i / 400i

 

概要

このカメラ式センサは、一段ラックや二段ラックを前にしたラック操作装置の高精度の位置決めに適したものです。絶対位置決め中に発生した基準位置からの偏差を検出します。基準位置は、ラックのスチールプロファイルにある単一の穴またはリフレクタ（マーカ）によって決定されます。穴がセンサの動作範囲内にある場合、内蔵されたインターフェイス、あるいは4つのデジタルスイッチング出力を介して、基準位置に対する現在の位置を提供します。現在の絶対位置と基準位置が一致する場合、ラック操作装置は理想的な位置に配置されています。

 

活用①　コンテナ倉庫 — 棚の細かい位置決め

要件：
自動化された小型部品倉庫では、コンテナを高いスループットで入出庫する必要があります。
限られたスペースや短い距離での動作が求められるため、コンパートメントの微細位置決めには革新的なソリューションが必要とされています。

ソリューション：
IPS 200i は、列にある円形マークに対して、100mm〜600mm の距離で確実に位置決め作業を行うことができます。
さらに、広い視野角と多様な産業用インターフェースを標準搭載しており、非常に高い性能を発揮します。

活用②　ダブルディープパレット倉庫における微細位置決め

要件：
高層ラック倉庫では、スタッカークレーンによる粗位置決めと微細位置決めを行った後、パレットの入出庫を行います。
熱や動的な影響により、X軸およびY軸での微細位置決めが必要となります。

ソリューション：
IPS 400i は、シングルディープおよびダブルディープのパレット倉庫向け位置決めを、1台のセンサーで確実に対応します。
最大 2.4m の動作距離、コンパクトなデザイン、そしてバー上の円形マークに最適化された強力なアルゴリズムにより、高精度な位置決めを実現します。

特長

・小型サイズにより、スタッカークレーンで柔軟に使用可能
・IPS 200i/400i だけで複数の拡散反射型センサーの代替が可能
・革新的な品質スコアによりダウンタイムを削減
・統合ウェブサーバーまたはセンサー本体の設定コードで、迅速に立ち上げ可能
・さまざまな温度範囲で使用可能

技術情報

	IPS 200i	IPS 400i
アプリケーション	シングルディープラック	ダブルディープラック
読み取り距離	100...600mm	250...2,400mm
インタフェース	Ethernet TCP/IP, UDP; PROFINET IO/RT; EtherNet/IP	Ethernet TCP/IP, UDP; PROFINET IO/RT; EtherNet/IP
動作温度	0…+50°C (with heating: -30…+50°C)	0…+50°C (with heating: -30…+50°C)
サイズ (W x H x L)	43 x 61 x 44 mm	43 x 61 x 44 mm

アクセサリー

　　　　　　　　　反射フィルム　　　　　　　　　　　　　　　　　　リフレクター

　　　　　　　　　　　
ターゲットは、上記の反射フィルムやリフレクターに加え、棚上の丸穴を読み取ることも可能です。

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